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神狩り ハヤカワ文庫・神狩り2 徳間書店 山田正紀 [読書]


山田 正紀
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山田 正紀
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Doblogは相変わらず重いし、暗いニュース(反日デモ、脱線事故)は続くしで、ちょっとご無沙汰しました。 
でも私が悩んでも仕方がないのですよね・・・。 

閑話休題『神狩り』が発表されたのが1974年(SFマガジン)だそうです(『神狩り2』は2005年)。 
4月12日東京から帰りの新幹線で読み始めたらもう興味津々。 
『神狩り』は「ヴィトゲンシュタイン」やら記号論理学、『神狩り2』になると宗教、脳医学を用いて神の正体を暴く。
記号論理学は大学1年の数学で興味を持ったがものにならず、哲学、精神分析学も自己流でやったが駄目、まして脳医学なんてちんぷんかんぷんなのですが、作者は解りやすく説明してくれています。 
錬金術を例に取るまでも無く、科学とオカルトの世界、元は一緒なんですね。 

私は楽しめました(詳細に解説するとこれから読む人に迷惑なので、こんなところで)。

タグ:神狩り
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趣都誕生 萌える都市アキハバラ 森川 嘉一郎 幻冬舎 [読書]


森川 嘉一郎
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「秋葉原」、昔は秋葉(あきば)の原(はら)とかあきばっぱらなどと呼んでいたそうで、それからすると「あきばはら」としなければいけないと思いますが、何故か「あきはばら」が正式(?)な呼び名になっています。

私の子供の頃からの通称は「アキバ」。
ついでに駅に在ります秋葉原デパートを「アキデパ」、その正面に在る秋葉原ラジオ会館を「ラジ館」と呼んでおりました。

著者は大学院で建築学を学ばれ、専門は「建築意匠論」だそうで、都市景観、計画として「アキハバラ」の変化を解釈している興味深い本です。

最近の「電気街」から「オタクの街」への変化に、私は途惑いを感じていましたが、そのことも解説してくれています。

「官」→「民」→「個」と移譲された主導主体が、行政や大企業資本による開発が介在しなかった、この「アキハバラ」を「オタクの趣都」として誕生させたとの解釈も面白い。

言われてみると、秋葉原で電子部品を集めて、ラジオ、無線、オーディオ、パソコン等を組み立てていた科学好きな少年たち、実は「オタク」だったかも・・・。

来年は青果市場(通称ヤッチャバ)跡地の再開発、つくばエクスプレスの開通、Yカメラの出店など、行政、大企業資本(?)も参入して来ます。
 
今の秋葉原が香港の九龍城砦のように消滅させられるのか、「オタクの趣都」として生き残るのか、とても関心が有ります。

これを機会に、私も「アキバ」を観察してみます。

タグ:秋葉原
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「宗祖ゾロアスター」 前田耕作 ちくま学芸文庫 [読書]

ゾロアスター教とか拝火教などと呼ばれている宗教の祖に関する本です。

仏教やキリスト教、近くはニーチェ等、ひょんな所でこの宗教の影が見えるが、私にはイメージを掴むことも出来ない謎でした。先日、偶然に書店でこの本を見た時、巡り合わせの不思議を感じました。この本は私にとって神学、文化史の素晴らしい入門書です。

これによってゾロアスターやその宗教が理解出来るということは全然無かったですが、古代のペルシャ、ギリシャ、中国などへの影響に興味が益々湧いてきました。

特にバクトリア王国の歴史はもっと調べてみたいです。ズビン・メータがパールシー(ゾロアスター)教徒の誇りであることは吃驚しました。ムンバイ(ボンベイ)、カラチ、クエッタなどで今日でも生ける宗教として信仰が続いているということで、いつか訪ねてみたいと思います。


タグ:文化人類学
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「中華中毒」 村松伸 ちくま学芸文庫 [読書]

中国の歴史、文化を空間として解析するという、とても面白い視点で書かれています。著者が北京留学をきっかけに、中国全土、ソウル、沖縄、ベトナムをフィールドワークした1980年代半ばから90年代後半までの貴重な記録です。

建築、都市工学に詳しいのは当然(東京大学建築学科博士課程終了、工学博士)としても、その背景に関する博識、情熱に圧倒されます。

どの章も興味深く、著者のエネルギッシュな青春時代を彷彿とさせますが、「朝顔一輪咲かせたい」の章で著者はこの時代に別れ告げます。
タグ:中国
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「山下洋輔 風雲ジャズ帖」 平凡社ライブラリー [読書]



この本も前回の「高橋悠治 コレクション1970年代」 平凡社ライブラリーと
時代が重なります。
今回はJazzです。

Jazz(ジャンル分けって一見便利な様で、ちょっと中に入ろうとすると邪魔)
といっても彼はちょっと変わっていますが・・・。

今回、演奏はさて置き、本の話。
真面目そうに書かれたことが結構いい加減で、いい加減に書かれたことが
結構真面目という面白い本です。

第一章が「ブルー・ノート研究」です。
和声、旋律を学術的に述べていますが、実はいい加減です。
昔、L・バーンスタインはスワヒリの部族は1/4音(クォータートーン)を歌える
と言ってブルー・ノートの説明をしていましたが、私はこれも違うと思います。

旋律、和声を平均律で機能的に解釈しようとするから間違えるので、
唄の初めに平均律なんか有る訳ないと思います。
民謡や演歌のこぶしと似たようなものと考えた方が良いのでは・・・。

そう、話は逸れますが、外れた音程やリズムって結構味が有って
心に染みる場合が有りますよね・・・・?
学生の頃、トラ(臨時雇い)で埼玉県春日部のキャバレーで
村田英雄の伴奏をしたことが有ります。
音程、リズム、テンポ本当にがたがたに崩してくれます(ギャラはとても良かった)。
始めはこれでもプロかと吃驚しましたが、彼のは歌ではなく語りなのだと
気付いたら、その世界に入れました(良かった)。

話を戻して、本の後の章は、いい加減に書かれたことが結構真面目、
という中身の濃い(?)本です。


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「高橋悠治 コレクション1970年代」 平凡社ライブラリー [読書]

先日、C.クライバーが亡くなったという新聞記事で見ましたが、
二人共とても好きな音楽家です(対照的なのですが)。

 

今回は高橋悠治のことを書きます。
この本が書かれた頃、私は音楽に夢中になって、いろいろな曲を聴いたり
演奏したりしていたのですが、
その内、音楽関係の評論や解説も読むようになりました。

音楽の専門家は技術論を、評論家は精神論を書くことに
徐々に違和感を持ち始めた時、この本にも入っている
「小林秀雄『モオツァルト』読書ノート」を読んで共感しました。

本の第三章は「音楽」を作曲、演奏論から抵抗運動として提唱している。
優れた文学者が、必ずしも正しく音楽を評論していないと批判した人が、
同じような轍を踏むことにならなければと、やや危惧します。

余談ですが、彼のサティーとバッハのピアノ演奏は大好きです。</div>


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